OISTこども研究所・
らぶはび

OISTこども研究所では、ADHD(注意欠如多動症)の理解を深めるため、行動の多様性や脳の活動パターンの違いについて研究を行っています。また、研究成果を親子や地域のサポートに反映した、より良い支援方法についても考えています。
Loving Habits 「らぶはび」は、新しい行動の習慣づくりを応援する一つの取り組みです。

らぶはび♡チームの紹介

  • あらら ピアガイド

    あらら
    ピアガイド

    あらら ピアガイド

    地域のみなさんの毎日の頑張りを、いつものぞいています。親子の「新しい行動の習慣づくり」を応援するアニメにも登場しました!らぶはび♡アンケートでは、みなさんの色々な声を聞くことを楽しみにしています。私なりの感想をコメントするときもあります。

  • 古川絵美(えみ)チームリーダー

    古川絵美(えみ)
    チームリーダー

    古川絵美(えみ)チームリーダー

    米国で博士課程を卒業、臨床心理士の資格を取り、児童や家族のカウンセリングなどを行ってきました。OISTこども研究所では、脳イメージ研究や行動研究を行うと同時に、基礎研究から得た知識を親子支援に役立てるため、地域のみなさんと一緒にらぶはび♡ペアレントサポートの開発などを行なっています。

  • 小口真奈(まな)リサーチフェロー

    小口真奈(まな)
    リサーチフェロー

    小口真奈(まな)リサーチフェロー

    早稲田大学で博士課程を卒業、公認心理師・臨床心理士の資格を取り、特別研究員としてOISTで研究をしています。現在は、こどもたちが報酬(ご褒美)にどのように反応するかを測定するツールを開発しています。日常の子どもの行動支援の助けになるツールになることを願っています。

  • トリップ・ゲイル 教授

    トリップ・ゲイル
    教授

    トリップ・ゲイル 教授

    ニュージーランド出身の神経科学者および臨床心理士です。オタゴ大学で教鞭をとった後、2007年にOISTに赴任、こども研究所を設立しました。ADHDにおける報酬(ほめられることなど)に対する反応の特徴についての研究を長年行っています。ADHDの神経生物学的要因を明らかにし、薬物および行動療法をより良いものにしたいと思っています。

ADHDの研究について

ADHDの研究について

OISTこども研究所では、日本や海外で経験を積んできた研究員らが、地域の子どもたちやご家族のみなさん

の協力を受けながら、ADHDにおける基礎科学研究や支援プログラムの開発を行っています。
ADHDは、集中の持続が難しい、落ち着きがない、衝動的な行動が多いなどの症状がみられる神経発達障害の一つです。これまでの研究から、報酬(ほめられたり、ポイントを得たりするなどの「心地よい」経験)や罰(ポイントを失ったり、難しい課題に取り組むなどの「心地よくない」経験)に対する脳や行動の反応が、ADHDの傾向がある場合とそうでない場合では違うことがわかっています。そのような違いは、子どもたちの日常生活での行動に大きく影響します。これらの仕組みを理解することが、より効果的な支援につながると考えています。
また、ADHDの特性だけでなく、沖縄や日本の様々な地域の文化や習慣にあった子どもの行動支援、そして子どもたちを支えるご家族や学校の先生方、また地域全体へのサポートが大切だと思っています。それと同時に、海外にルーツを持つ子どもたちへの支援も広めていく予定です。

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沖縄科学技術大学院大学(OIST)について

先駆的な大学院大学である OISTは、科学の新たなフロンティアを開拓するため、分野の垣根を越えた研究を行っています。また、新世代の科学を率いるリーダーを育成し、沖縄にイノベーション拠点を形成する触媒の役割も果たします。

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